成長を実感に!と言われれば言われるほど...(3)
山口県の方は,続きを読む前にこちらもどうぞ(そのまま戻ってこなかったりして..):
さて,引用したい記事は,日経ビジネス2007年4月23日号の第2特集『中小企業メルトダウン/景気拡大の陰で進む「モノ作り崩壊」/中小・零細に景気拡大の実感はない』です.率直に言って,日経ビジネスにこういう記事が出ること自体が意外であり,事態の深刻さが感じられます.大企業重視の御手洗経団連路線が,立ち行かなくなりつつあることを示すものです.
読んでいくとかなり酷い.日本のものづくりは,一流の技術を持った下請け企業が支えてきた面が大きいのに,たまたま役割の違いで,自動車だとか電機だとか製品として完成させる技術を持っているような企業(=いわゆる大企業)だけがいい思いをしている現状.
ひがみ半分,皮肉を込めて言えば,テレビその他でものすごいお金をかけて,ようやく消費者に受け入れられるような製品を作っている人たちが,自分たちの技術だけで勝負している人たちより上に立っていること自体,おかしいのではないですか.これは,たまたま親が政治家だったから政治家になった人たちや,たまたま学校での成績がよかったから官僚になった人たちにも,言いたいところです.(ちがうか..?)
さて,愚痴っていても仕方ないので,日経ビジネスの記事からいくつか引用して締めます:
(松野金型製作所 社長 松野行秀さんのコメント:「(大手メーカーは)中国に出ていったかと思えば,品質問題が表面化して,今度は国内回帰と言い出した.それは我々にとってありがたいことだが,『品質は今まで通りで,価格は中国と同レベル』という要求は勘弁して欲しい」(松野さんのブログも参考になります)とこんな声が,日経の雑誌にまで掲載される中,『成長を実感に!』とは具体的にどのようなことをするつもりなのか,「成長か,逆行か」とかだけ唱えていないで,はっきりして欲しいものです.「材料費が上がった分の痛みを,最も利幅が薄い中小企業が背負わされている.本来なら,利益率が高い発注元の大企業が負担すべきコストのはずだが…」
「大企業が我々をコスト管理のバッファー(緩衝する役割)として使う傾向は,年々強まっている.その結果,きちんと仕事をこなす中小企業の経営が立ち行かなくなれば,最終的にどんな結果を招くか.大企業はそれを理解しているのか」
ステッカーにして貼られた
本物の印
だけど
そう主張している方が
ニセモノに見える
(掌 by Mr.Children)
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